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関節が痛む変形性関節症について

変形性関節症とは、関節にある骨の先端部分の軟骨が何らかの原因によってすり減り、その結果として骨が擦れることで痛みや炎症を生じる病気です。

単に痛みや炎症だけで済むのであれば、鎮痛薬とか抗炎症薬を服用することで治療することができますが、そもそも軟骨はその関節が柔軟にスムーズに動くために存在しているものですから、これが失われていくことで柔軟性やスムーズな動きが阻害されることになります。

要するに関節をまともに動かすことができないとか、動かそうとすると痛むといった症状を生じることになるわけで、進行すると日常生活にも大きく差し支えることになったりします。

例えば手指の関節に生じると、指の曲げ伸ばしが思ったように行いにくくなることがあります。

物をしっかりと掴めなくなったりするわけで、生活面への影響は大きいです。

膝関節が最も発症しやすい部位と言われていますが、ここに起こると膝の曲げ伸ばしがやりにくくなり、立ち上がるとか歩くといった基本的な動作が困難になることもあります。

原因は明確に分かっているものは多くはなく、予防することもなかなか難しいですが、適度な運動をして関節や筋肉をそれなりに鍛えるようにすることは効果があると考えられています。

一方であまりに大きな負担はかえって発症を早めるかもしれません。

激しすぎるスポーツとか、場合によって外傷などはリスク因子とされていますし、肥満も体重という負担を足腰に与えることになりますので要注意です。